昨日参加した講習会は、ヒアルロン酸について実技の研修会でした。
ここ5年足らず、ヒアルロン酸を注入してきました。でも他の人の手技をみるのは、とても興味深いものがあります。 特に昨日のデモンストレーターは、フランス人女性。若々しい三角形をつくるのよって、お話していました。
アランドロンとブリジッドバルドーの写真が最初に出てきました。
最近のアランドロンなんて全然しらなくて、あまりにおじいちゃんになっているのにびっくり致しました。ヒアルロン酸を注入したお顔が出てくれば、更に興味深かったのですが、それはありませんでした。
ヒアルロン酸の注入における一番大きなポイントとして、部位をみるのではない、全体のバランスをみる、特に顔の三角形をきちんと作るんだという説明が面白く感じました。
白色人種と黄色人種の顔の作りは元々異なります。白色人種は、頬骨が低く、ここのポイントに注入し、三角形を造る手技をされていました。結果として法令線が浅くなり、全体に上の方に重心があがってくる。
日本人に多い頬骨の出っ張ったお顔では、どこをポイントにするのか、それぞれの形成外科医美容外科医の美への認識が問われることになるでしょう。 その人の個性を生かした美しいお顔を、ヒアルロン酸で再現してゆく事は、とてもチャレンジングで形成外科医の腕の見せ所ですね。
ここまで書いたら、珍しくDR.筑田は覗いて
「僕ね、スーツ買いに行ったら、アランドロンの体形と同じだと、とある銀座のテーラーに言われたんだよ。」ですって。何歳のアランドロンか思わず聞き漏らしたのが、残念と思ったら、声が飛んできた。
「アランドロンの全盛期だよ。決まってるじゃあないか」